愛媛銀行は通称ひめぎんの名で地元の人から利用されている第二地方銀行です。支店の数も多く、四国88か所に支店があります。
愛媛県の仕事の平均年収は320万円程度と言われるなか、愛媛銀行の平均年収は590万円と高く、人気のある就職先の一つです。
ただ、愛媛県では伊予銀行が県内のシェアではトップであり、愛媛銀行は２位という状況です。そのため、将来性に不安を感じて転職を考える方も多いようです。
今回は愛媛銀行に勤めていた男性に転職先として人気の企業はどこなのか教えてもらいました。転職を検討している方の参考になれば幸いです。
愛媛銀行を辞めたいと思い転職をした２つの理由
私は40代の男性で結婚して子どもが2人います。大学卒業後すぐに愛媛銀行に入行し、法人営業をメイン業務として働いていました。
行内では順調に昇進を果たすことができ、年収も30代で600万円程度もらうことができていましたので、このまま定年まで働き続けるものだと思っていました。
しかし、最近の地方銀行の情勢を見ていると自分の今の立場も将来的にはどうなるかわからないという不安を感じるようになりました。
私が愛媛銀行からの転職を決意した理由は２つです。
- 将来性に不安を感じた
- 業務内容が変化してきた
将来性に不安を感じた
簡単にいうと先の事を考えて転職するか役員クラスになっておかなければ将来が見えてしまった事です。
地方銀行の立場というか立ち位置が銀行業界ですごく弱い立場でとても苦しい状態にある事と、大手銀行に勝てる要素が見当たらないというのが現状だと思います。
大手銀行も今までなら行ってなかったような小さい融資を営業して回り始めました。大手には小さい案件でも地方銀行にとってはとても大切な案件です。
稼ぎ頭の案件を大手がどんどん取りに来たことと、小さい地方銀行では小さい案件は信金さんなど競合が多数いて正直金融業では銀行がとても厳しいという状態が見えてきました。
業務内容が変化してきた
融資を中心とした銀行業務にとてもやりがいを感じていた私ですが、最近の業務の変化は残念に思う事が多いです。
銀行家として融資をして地域を活性する仕事はかっこいいなと思い入行したのに、気がつけば金融商品の販売をするのがメインの仕事になってきました。
低金利のため金利収入で稼ぐことができなくなったことはよくわかりますが、自分がやりたかった仕事とはこんな仕事ではないと思うようになりました。
やりたくない事は仕事ならあるとだとは思いますが、待遇が上がっていかないと精神的にもツライですし、先がないのかなと不安にも思いました。これらが転職した大きな理由です。
愛媛銀行からの転職先として人気のある企業を紹介！
次に私が勤めていた際に転職していった同期や先輩などから人気の転職先を紹介させていただきます。
今治造船株式会社
| 平均年収 | 従業員数 | 資本金 | 本社所在地 | 採用HP | |
| 今治造船株式会社 | 550万円 | 1,648人 | 300億円 | 今治市 | 詳細を見る |
愛媛県民ならほとんどの人が知っているであろう有名な会社です。本社は今治市にあり、工場は愛媛県だけでなく香川県や広島県、山口県などにもあります。
最近ではジャパンマリンユナイテッド株式会社と「日本シップヤード株式会社」という合弁会社を設立しました。
今治造船では新入社員として入社したら６か月間は現場実習として一通りの職種を経験するという教育システムを取っています。
仕事内容はどの部署になるかによって異なりますが、営業や資材購買、経理財務、総務などを行うことになります。
一般職での正社員の募集もあるため、女性の方で事務職を希望している方からの人気もあるようです。
ユニ・チャーム株式会社
| 平均年収 | 従業員数 | 資本金 | 本店所在地 | 採用HP | |
| ユニ・チャーム株式会社 | 840万円 | 16,308人 | 159億円 | 四国中央市 | 詳細を見る |
愛媛県民でなくても知っている人が多い有名企業です。本社は東京にありますが、本店は愛媛県にあります。
生理用品や紙おむつを扱っている会社で日本国内シェアは１位です。日本だけでなくアジア各国にも進出しており、最近ではペット用健康ケア用品の販売も行っています。
ユニ・チャームの中途採用で募集されているのは営業職が多く、病院や介護施設向けの営業がメインです。
商品を購入してもらうだけではなく、看護師や介護士の方向けの勉強会なども行うことも仕事の一つのようです。平均年収も840万円と高く、人気のある転職先の一つです。
ゴールドマン・サックス証券株式会社
| 平均年収 | 従業員数 | 資本金 | 本社所在地 | 採用HP | |
| ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 2,000万円 | 800人 | 836億円 | 東京都港区 | 詳細を見る |
私が実際に転職した先で、ゴールドマン・サックス証券へ転職は人気があります。金融業として同業ですしスキルも生かせます。大手なので報酬も営業成績次第でかなりいいです。
子供のころから外資系の投資銀行は憧れもありましたし、扱う資金の量が大きいので地域に貢献できる事も沢山あります。
国内銀行とは、少し違う雰囲気や人間関係の中自分の実力を試せることは、新しいやりがいにつながります。
また、自分の顧客や人脈を生かす事がそのままできたので大口のお客様などは、地方銀行の時とは違うアプローチでM&Aの提案や出資先のご紹介など新しい仕事があり営業しやすいです。
まったくスキルを活かせない事や今までの自分のやってきた人脈をいかせないとなるとかなりもったいないと思います。
最近は大手転職サイトなどに外資系への転職を斡旋してくれる道筋も出来ていて敷居が高いと思っていた転職先も、やる気があれば就業できる転職先になっています。
シビアな面もありますが、成績次第ですぐに待遇が変わるのでとてもやる気がでますし、可能性がまだまだ沢山ある会社での仕事はとてもやりがいがあります。
三井住友建設株式会社
| 平均年収 | 従業員数 | 資本金 | 本社所在地 | 採用HP | |
| 三井住友建設株式会社 | 850万円 | 2,676人 | 120億円 | 東京都中央区 | 詳細を見る |
大手建設会社三井住友建設も人気があります。大手でこれからも業績が安定していて沢山建物は建設されています。
施主さんになる方は法人や個人で多額な資金が必要でかなり長期で資金調達を考えるお客様にあふれています。
そういったお客様に融資の提案やヒアリングしてアドバイスをすることがとてもやりがいがあります。この工事を請け負えて融資がきまれば様々な人の生活が変わると思うととても気持ちが高ぶります。
もちろん工事をするための資金を銀行さんと交渉する場面でも、契約内容の精査や交渉を会社ないでさせていただけるので会社での扱いもとても待遇がいいです。
銀行の業務を長く行ってきてその経験や人脈を生かせるというのは、この業界にきても活かせますので人気があります。
一つのプロジェクトを数年かけて社内一丸で行っていくのでチームプレイの楽しさもあります。その中で資金面の相談をされる、頼られるというやりがいはなんともいえないです。
また、動かす資金の大きさにやりがいを感じる事もできます。転職された先輩もいらっしゃらるので道筋があり転職先で優遇されてる実例があるのも、転職先として人気がある理由だと思います。
最後に
北海道銀行からの転職先として人気のある転職先をご紹介しました。人生一度きり、嫌な仕事を我慢して続けるより、転職によって前向きに頑張れる仕事に巡り会えるかもしれません。
ただ、転職して成功している人もいれば、転職して後悔している人もいます。転職に成功した人と失敗した人から話を聞いてみると、成功している人は事前準備をしっかりとしていた傾向があります。
今の仕事が嫌だと思い、どこでもいいから早く決めて転職したという方は失敗している方も多いです。ですので、少しでも転職を考えているのであれば早めに行動するようにしましょう。
自分のやりたいことを今一度考え、次の仕事を考えることでミスマッチも減らすことができますよ。
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