地銀の融資係はつらい?お客の取り合いが日常茶飯事の職場

融資といえば銀行業務の花形業務ですので憧れている方がもしかしたらいるかもしれません。銀行に入ったからには融資をしたいという方もいると思います。

しかし、地銀の融資というのはそんなテレビで見るような大型案件なんてほとんどありません。住宅ローンや小口融資がメインになります。

融資係をしていてきついと思ったポイントをまとめてみました。

  • 土日も出勤で残業が多い
  • 同僚と顧客の取り合いになる
  • 融資の審査が通らないと営業成績にならない

銀行なのになんで土日出勤なの?って思いますよね。住宅ローンの融資の場合は土日出勤なんていうのは当たり前なんです。

目次

同僚とのお客の取り合いが日常茶飯事

2019-05-14_00h16_17 地銀の融資係はつらい?お客の取り合いが日常茶飯事の職場

現在の職場は融資専門の部署に在籍していますが、融資のノルマはもちろんの事、いろいろな商品のノルマもあり厳しいです。その上、上司からのノルマ管理や進捗状況など厳しく言われます。

年功序列が無くなり実績主義になってきた事によって同僚とのお客様の取り合い、案件の横取りなどノルマ達成のために皆が必死に営業しています。そういった雰囲気の中で仕事をするのは精神的にも辛い時があります。

また、平日は夜遅くまでお客様対応だったり、稟議書を作成したりしていますので帰宅時間は21時です。さらに、土日・祝日も出勤が多く家庭崩壊が近い様に思います。

このような状況で頑張っても評価されない場合が一番不満を感じます。それは営業の過程は評価として見てもらえず完全にノルマが達成したのか未達成かの判断です。苦労して10件契約しても、簡単に10件契約しても評価は同じなのです。

融資は数多く契約して実績を伸ばせば良いと思われますが、審査を通過して初めて契約になります。そのため、審査がらなければお断りすることもあります。

契約して実績を伸ばす事が仕事ですが、逆に断る事も仕事なのです。しかし、上司からの命令で審査が厳しくても融資を通さなければならない場合があります。

それはいろいろな事情があってだと思いますが、焦げ付くリスクが分かっていても審査を通すように言われることが自分との葛藤です。

断ると自分の評価にも関わりますので何とかして審査を通すように稟議書を作り上げていきます。ただ、その後不安になってしまいますが。

融資で辛かったエピソードを紹介

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理不尽なお客様の対応が一番辛かったです。何人かいましたが、最強だったのは60歳代の男性である会社のトップにいらっしゃる方でした。

初めてお会いした時はいろいろなお話をさせていただきましたが、融資契約する時に当初予定していた保証人の配偶者が保証人になる事を反対されて保証人の変更を申し出されました。

その際に次の保証人の審査が必要だったため必要書類を求めました。数日後、書類が揃い稟議を作成していた時提出書類に不備があったため違う書類の提出を求めました。

しかし、その方はそんな事は聞いてないの一点張りで私に電話で30分以上文句を言い続け、仕舞には窓口にきて文句を言って怒鳴っていました。

そして、何とか理解していただき融資契約まで手続きが進むと、土地を担保に取る話をしたときに「俺が信用できないから担保に入れるのか」「担保費用をなぜ自分が支払わないといけないのか」など言ってきました。

こちらは冷静にその理由を説明すると「借りてやっているのに・・・」と言われました。60数年もの人生経験を積んだ立派な方がこんな低レベルの文句を言ってきたことに驚きました。

理不尽な方は多いですが、金融機関の人間として「借りてやっている」という発言が一番へこみます。

当然借りていただいて利息をいただいて金融機関も成り立っている訳ですから、借りてやっているという発言は間違いではありません。しかし、そういった態度・発言も審査していますので当然この方はお断りしました。

60歳過ぎた地位の高い人(高かった人)は要注意と思いました。若い方が素直で理解力もあると思っています。

地銀から転職したいと思ったことは何度もある

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地銀を辞めたいと思ったことなんてめちゃくちゃあります。毎年1回は仕事を辞めたいと思っています。

仕事でミスしたとか、上司に怒られたとか、人間関係が大変などいろいろな理由はありますが、この歳になると人生において仕事を辞めたいとか転職したいなど考えることが多いです。

会社には入って退職まで約40年間同じ会社で朝から晩まで仕事に追われ休日も出勤して、お客様に怒られて上司に怒られて人間関係に悩まされて生きていく人生で良いのかと自問自答する時があります。

人生1度きりしかないのに苦しんで仕事する必要があるのかと考えたりします。転職も考えたりしますが40歳オーバーでは行く先もなく結局同じ会社で落ち着いてしまいます。

仮に転職したとしても同じような自問自答は出てくると思いますし、今の会社よりもっと厳しくそしてブラックな会社はたくさんあると思っていますので、結局は転職できず1年が過ぎていきます。1度きりしかない人生なので悔いのない人生にしたいですね。

ほかにも金融機関の将来性の不安があります。今までやってきた融資、決済、送金、資金調達に変わりキャッシュレス決済や仮想通貨を使った送金など、モバイル端末の普及やインターネット通信の高速化によって金融業界に変化をもたらしています。

金融機関が不要と言える時代が今すぐ目の前に来ており、銀行員もいなくなる日が来るのではないかと思います。

時代の変化に対応できなければ銀行も生き残れないですし、自分自身も生き残れないと思います。経営統合なども視野に入れていくと不安になってきます。

地銀で勤めたいと思っている方へのアドバイス

私の業務である融資は、融資を通していろいろな人の夢をかなえることができ、中小企業には融資を通して地域経済の活性化の手助けをすることができます。

そのためには金融に関する知識は多ければ多いほど良いと思いますし、FPなどの資格も多く取得すればお客様からの信頼も得られるでしょう。

また、金融機関は意外とノルマがありますので営業力は早めに身に付けておくことをお勧めします。1年目から営業で外回りになると仕事がやりやすくなると思います。

特にコミュニケーション能力が身に付くことは間違いないです。さらに、融資の知識があると会話に幅が持てるようになり、実績につながると思います。そして、友達、身内など事前に営業推進のお願いをしておくと1年目から心配する必要はないと思います。

今後おそらく金融機関が不要になる時代がやってきます。AIの導入など今までの仕事のスタイルが変わってきます。その時に柔軟に変化できた者だけが生き残れるのでは。

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この記事を書いた人

新卒で地方銀行に就職して1年間内部事務を経験した後に渉外係として30歳まで勤務。その後教育業界へ転職し、今は教育業界で働きながらサイト運営などの副業を行っています。副業をしたい方へのコンサル業も行っているので興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

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