地方銀行へ他業種から転職した30代男性が後悔したのは家族との時間が減ったこと

銀行や信用金庫で勤めていると約3年周期で転勤があります。同じ支店に長期間勤めると不正が発生しやすくなるのでそれを防ぐためと言われています。ですので、銀行員にとって転勤というのはつきものです。

ただ、地方銀行や信用金庫はメガバンクと異なり遠方への転勤がほとんどありません。県内の支店に転勤するのが大半です。

そのため、結婚して子どもができ、生活圏を変えたくないという方の転職先として一定程度の人気があります。

今回は他業界から地方銀行に30代で転職した男性にアンケートに協力して頂きました。地方銀行に転職したいと考えている方の参考になればと思います。

目次

地方銀行に転職して各種手当が不十分で驚かされた

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私は現在30代後半の男性ですが、32歳のときに某地方銀行への転職をしました。それまでは、大卒後ずっと、とある運輸業界の営業職として働いていました。

その会社は、基本給はまずまずのレベルで、さらに福利厚生が充実している企業でした。また、当時新しくリージョナル採用という引っ越しを伴う転勤のない人事体系を取り入れていました。

そのため、希望者は急な転勤もなく、さらに現在の勤務地での住宅手当もでるため、ある程度の余裕のある生活をすることができていました。

その後、家族の事情により当時勤めていた会社を辞め、地元の地方銀行へ転職しました。

しかし、私の転職した銀行ではあまり福利厚生が以前の会社と比べて充実しておらず、各種手当も不十分なものでした。

基本給については業界では標準レベルでしたが、大企業であれば多くの会社で導入をされている、福利厚生(例を挙げると、住宅手当・単身赴任手当・扶養家族補助、また、業務に関わる資格所有手当、また資格取得のための補助金や、療養施設・ホテルなどの割引制度など)は充実しておらず、微々たるものでした。

転職前はあまりそのような福利厚生について考えたことはなかったのですが、実際に転職して以前の会社の待遇と比べると、そのような福利厚生の差がとても強く感じられるようになりました。

基本給はある程度確保されていましたが、上記のような各種手当を考慮すると実質的な手取り金額は、以前の会社や競合他社と比べても低い水準であることがその時に分かりました。

一方で、地方銀行の業務は非常に忙しく激務でした。私も転職したばかりで慣れないことが多く遅くまで残業をせざるを得ない状況でしたし、同僚も任されている仕事量が多いようで、いつも夜遅くまで仕事をして頑張っていました。

しかし、人事部からの一方的な残業削減命令が出され、暗黙の了解のもとサービス残業が行われていました

また、人事制度が幾度となく変更されているようで、人事部の方針に迷走が感じられました。同僚たちも、だんだんと会社経営層や人事部に対する批判を多く口にするようになってきています。

地方銀行に転職して5年目となりますが、銀行の将来性に少し不安を感じるようになっています。

地方銀行に転職して業務内容の違いに苦労した

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上述したように、私は転職前には運輸業界で勤務していましたが、転職した地方銀行とは全く異なる業界・職種でした。そのため、業界自体の知識や経験が全くなく業務知識を勉強し習得することにとても苦労をしました

前職の運輸系ではそれほど専門的な知識は必要なく、とにかく気合と根性が重要視されましたので、自分で勉強をするような時間はあまり多くありませんでした。

しかし、転職した地方銀行では大学などで学ぶような金融知識を習得し、色々な専門知識を身につけなければいけませんでした。

もともと勉強は得意でなかったですし、細かい計算やきちんと数学を駆使しないと理解できない商品を自分で説明できるようになるには、もちろんそのような知識をイチから勉強して理解する必要がありとても大変でした。

勤務中はお客様への対応や社内ルールも含めて学んでいき、勤務時間外では自分で勉強をしていたので、転職直後は寝る間も惜しんでいました

毎日が目まぐるしく、一日が終わったらへとへとになってしまいます。勉強のし過ぎで夢にまで仕事の話や勉強の内容が出てきて、ノイローゼ気味になってしまったこともあります。

運輸業界ではドライバーさんや現場の作業員とやり取りすることもあるので、少し話し方が荒くなったりコミュニケーションの仕方も大雑把ではありますが、伝えたいことを正直に伝えるという方法をとっていました。

しかし、銀行では様々な関係者が色々な立場でいるので、自分の話し方や伝え方もとても気を使います

上司への言葉遣いは勿論ですが、同僚や後輩、女性社員との接し方など、細かいところまで気を使わないとハラスメントになると常に言われているため、少し息が詰まってしまいます。

地方銀行へ転職して後悔したのは家族との時間が減ったこと

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転職して一番後悔したのは家族と過ごす時間が減ったことです。業務内容の習得や資格の勉強に追われ、とても忙しく自宅で家族と過ごす時間が中々とれずにいます。

子供たちには寂しい思いをさせてしまっており、とても申し訳ないと感じています。転職する前の職場は勤務時間がきっちりと決まっていたので残業は少なく、食事なども家族と一緒に取るのが当たり前でした。

しかし、今は帰宅する時間もおいため、家で一人でご飯を食べることが多くなってしまいました。

また、慣れない勤務で慌ててミスをしてしまったりすることも多いです。そのような自分に対して、何だが自信がどんどんなくなっていくように感じています。

まだ転職してすぐのときに実地研修として店舗の窓口対応をしていた時、うまくお客様に説明することができず、誤って説明してしまったことがありました。

そのことに気づいて更に慌ててしまい、しどろもどろになって狼狽した姿を見せてしまったことがあります。その時の周りの同僚の目がとても冷たかったのを今でも覚えています。

このような業界には、自分は向いていなかったのかと後悔してしまうこともあります。何度か辞めてしまおうかと思いましたが、結局は、同僚がうまくフォローしてくれています。

だんだんと仕事には慣れてきているように感じますが、今後、自分が本当にこの業界でやっていけるのかどうかは少し不安です。ただ、もし再度の転職をしたとしても、また最初からやり直す自信もありません

少しずつではありますが業務知識も身についてきており、分かることも多くなってきた気がします。大変ですが、もう少し頑張ってみようと思っています。

地方銀行への転職を考えている方へのアドバイス

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転職前は運輸業界で現場仕事が多かったり、気合と体力で乗り切ってきた私ですが、地方銀行へ転職した後はそうはいきませんでした。

私の経験談として、もっとこうしたほうが良かった!とか、こうしたことでうまくいった!という事をお話したいと思います。

まず、自ら主体的に勉強をしたり知識を習得するという向上心を持ち続ける必要があります。転職後、業界の知識や経験の少ない時期は勿論ですが、そのあとも、言ってしまえば働いている間はずっと勉強の日々です。

金融業界を取り巻く状況は日々変わっていっていますし、経済全体の動きを把握していないとお客様や、同僚・上司との話についていけません。

最初は私もちんぷんかんぷんなことが多かったのですが、勉強の他にも毎日ニュースを見たり、インターネットや書籍で知識をなるべく多く得ようと必死でした。

次第に、それが当たり前になってくると、だんだんと同僚の話していることの意味や、ニュースで得た知識が業務でも活用できたりするようになりました。

上司の話を聞くと管理職になっても覚えることは多いようで、今後も前向きに勉強していく姿勢が大事なのだなと実感しました。

また、身なりや話し方などの外見面でもなるべく気を付けるようにしています。背格好も良くはありませんが、せめて人に不快感を与えるようなことのないように、髪型やスーツをきちんと着て、なるべく笑顔でいるようにしています。

人間は中身だ、と私自身も思いますが、どうしても銀行などの職種では見た目で判断されることも多いので、これは仕方ないと割り切って、おしゃれを楽しむようにしています。

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この記事を書いた人

新卒で地方銀行に就職して1年間内部事務を経験した後に渉外係として30歳まで勤務。その後教育業界へ転職し、今は教育業界で働きながらサイト運営などの副業を行っています。副業をしたい方へのコンサル業も行っているので興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

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