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地方銀行に7年勤めた女性が退職!年収は減ったけど後悔はなし!

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私は7年勤めた地方銀行を退職し、現在は市役所の臨時職員として働いている29歳女性です。

周りの人に経歴を話すと

「え〜勿体ない!銀行は給料が高くて安定しているのに何故辞めちゃったの?」と必ず聞かれます。一般的には銀行員のイメージはまだまだ良いみたいです。

ただ、働いてみるとその大変さがわかると思います。あなたも実際に働いてみたら辞めたいと間違いなく思うでしょう(笑)

ちなみに私の周りで地方銀行を退職して後悔していると言っている人は一人もいません。もちろん年収が下がった人もいますが、それでも今の職場で満足しているそうです。

今回は私が地方銀行員で7年間行っていた仕事内容や年収、銀行に対する不満についてお話しさせていただきます。

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目次

地方銀行での個人渉外係の1日を紹介

地方銀行の支店勤務を命じられると以下の3つの係のどれかに配属となります。

  • 預金係
  • 融資係
  • 渉外係

私は7年間、個人渉外係に所属していました。個人のお客様宅を訪問し、投資信託や国債、生命保険といった金融商品を販売する仕事です。

  • 子どもの教育費を貯めたい
  • 老後のお金が心配
  • 月々の保険料をもっと安くしたい
  • 退職金をどうしたらいいのだろう?
  • 相続税を減らしたい

などなど、お金の悩みは人それぞれ。お客様の現状や不安をこと細かくヒアリングし、その人に合ったプランを提案します。

私はそんなやりがいのある仕事が大好きで、前向きに仕事に取り組んでいました。お客様にも恵まれ、営業成績は好調。7年目には全店の担当者の中で1位になりました。

個人渉外係の1日のスケジュール

私が働いていた頃の一日のスケジュールを紹介させていただきます。

STEP
午前中

8:15 出勤
・書類整理
8:40 朝ミーティング
・外訪準備
9:30 顧客宅訪問①
11:00 顧客宅訪問②
12:00 契約書類整備

STEP
昼休憩

午後からの資料の作成をしながら昼食

STEP
午後

13:00 顧客宅訪問③
14:30 顧客宅訪問④
16:00 帰店
・契約書類整備
・商談内容の入力
・電話セールス
・会議資料作成
・ 会議
19:00 退勤

もちろん毎日19時に退社というわけではありません。定時である17時30分に帰れる時ももちろんあります。長い時でこのくらいのスケジュールという感じです。

入行7年目の年収はいくら?

一般職7年目の私の場合、毎月の給料は手取りで22万円、ボーナスは35万円×2回 でした。年収は400万円程度です。

銀行員の給料は、総合職か一般職かによって異なります。全国転勤がある総合職の方が高いです。また、個人査定によって少しずつ上がる、等級によっても個人差が生まれます。

私は上司にも恵まれ、同期の誰よりも早く昇給させて貰えました。しかし総合職と比べると、給料は月5万円以上低かったです。

私の方が営業成績が良く、ノルマも達成しているのになんでこんなに給料が低いの?って何度も思いました。総合職の場合は400万円なんて3年目には超えていきますからね。

一般職の行員って本当に報われないなって思いながらも毎日仕事を頑張っていました。

それでも我が家は共働き夫婦なので生活に困る事はありませんでした。生活費は夫の給料から捻出し、私の給料は全額貯蓄にまわしていました。

地方銀行の退職を決めた大きな理由は3つ

順風満帆な銀行員生活の様に思えますが、念願の営業成績トップを経験して間もなく退職しました。

退職の決め手は短期間で起きた2回の流産です。様々な検査をしても夫婦の身体に異常はありませんでした。

私は疲労とストレスが原因だったのではないかと思っています。その当時、ストレスの根源である銀行への不満は3つありました。

ノルマがエンドレス

支店では個人のノルマよりも、支店全体のノルマの方が重要視されます。支店全体のノルマを達成出来ないと支店評価が下がって全員のボーナス額が下がり昇進にも影響するからです。

その為、ノルマが未達の同僚がいれば、その未達分を周りでカバーしなくてはなりません。「未達だと周りに迷惑をかけてしまう」というプレッシャーが常に付き纏います。

また、支店ノルマを達成出来ても他の支店の達成率の方が高ければ、自店の評価は相対的に下がります。

やっとの思いで達成しても、支店長が「達成率150%までやるぞ」と言えば、また走り出さなければなりません。ゴールが延びるのです。

そして半年に一度実績はリセットされ、また0からのスタートというのを毎年毎年繰り返します。まさにエンドレスです。

時間に追われる毎日

個人の販売ノルマは経験年数が長くなるにつれ高くなります。例えば投資信託の販売ノルマの場合、入行1年目は半年間で300万円、入行7年目は3億円、といった具合です。

他にもNISA口座の開設件数やiDeco、クレジットカードの契約まで、様々な種類のノルマが課せられます。契約に繋がる仕事だけをするのなら、ノルマ達成は難しくありません。

しかし現実は、契約後の事務手続きや商談内容の入力、会議準備といった雑務が山ほどあります。勿論既往のお客様のアフターフォローも欠かせません。

近年、働き方改革によって、残業があまり出来なくなりました。早く家に帰れる様になった事は喜ばしい事です。しかし、業務中は常に時間との戦い。昼食抜きは日常茶飯事でした。

帰宅してからも経済ニュースや経済サイトのチェック、お客様のプランの考案や新商品の勉強等、やる事は山ほど。土日出勤や夜間外訪も多く、精神と体力を削られます。

もう少し人手が増えて一人ひとりの負担が少なくなれば良いのに、と常日頃から思っていました。

お客様の命よりも契約

新型コロナウイルスの感染が拡大すると当然の事ながらお客様は面談を嫌がります。緊急事態宣言中、本部から「こちらから積極的な訪問は控える様に」との通達がありました。

しかしこれは建前で、「アポイントが取れれば行って良い」というのが本音です。契約件数が0でも良い、という訳ではありません。

面談率が下がっていると上司から、「もっと工夫して活動しろ」「契約見込みのある顧客の家にはどんどん行ってこい」と言われました。

先行きが不安定な中で、お客様自ら「契約したい」と言ってくる人はほとんど居ません。よって、積極的に訪問をしなければ、契約には結びつかないのです。

ご高齢のお客様も多い為、仮に自分が感染していたとしたら命を奪いかねません。未曾有の事態でも銀行の収益を最優先する方針に、不信感が募りました。

地方銀行を退職したが後悔していない!

地方銀行を退職して、後悔はしていません。何故なら以前より気持ちにも時間にもゆとりが出来たからです。

現在は市役所の臨時職員として働いています。仕事内容は簡単な事務作業で残業なし、土日祝日完全休みです。給料は手取りで13万円。銀行員の時から9万円ダウンしました。

しかし、先述した通り私の給料は全額貯蓄にまわしていたので、貯蓄のスピードが落ちただけで、生活に影響はありません。

家に帰って仕事の事を考えなくて良いのがこんなに楽だとは思いませんでした。いかに仕事中心の生活だったか、今になって分かります。ノルマや時間、精神的に追い込まれる事も無くなりストレスフリーです。

その為か、銀行を辞めて1ヶ月後、念願の子供を授かる事が出来ました。今までの貯蓄がある為、出産後はしばらく専業主婦になる予定です。

地方銀行への就職を検討している方へ

地域の人や会社を支える地方銀行は、個人渉外係に限らずやりがいのある仕事が多いです。研修制度も充実している為、社会人に必要なスキルを身に付けることも出来ます。

ある程度長く勤める事が出来れば、他業種への転職も難しくありません

しかし、銀行に入行してから退職するまでは立ち止まる時間がありません。ノルマを達成しても、またすぐに更に高いノルマが待っています。

常に時間と数字に追われる生活で、息切れしてもノンストップで走り続けなくてはならないのです。

その覚悟を持たずに入行すると「こんなはずでは無かった」と後悔する事になりますので、就職を検討している方はくれぐれもご注意ください。

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